前編「深谷ねぎまつり2016レポート①」は こちら
さて、いよいよ「深谷ねぎまつり」の目玉企画「深谷カルソッツ」(泥ねぎの炭火焼き)を楽しみます。
まずは、会場入り口で、ねぎ1本か3本分かを決め、お支払。
1本100円、3本200円とならば、迷わず3本で食べ比べでしょ。
「食べ比べ?」と思った方!
「深谷ねぎ」は、深谷エリアで育った根深ねぎの総称なので、実は色んな品種があるのです。
これは初回から素晴らしい試みだなぁと関心していた点なのですが、
「深谷カルソッツ」では、品種別に選べる仕組みになっています。
「農研二号」「坂東」「龍翔」「龍まさり」「夏扇四号」「龍ひかり二号」が用意されていました。
私が選んだのは、伝統品種のひとつである「農研2号」
ねぎマニアの生産者さんから絶品と教えていただいた横浜植木の「龍翔」。そして「坂東」。
いざ、焼かん!
私が混ぜていただいた炭火焼台は、だれが始めたのか、放射線状にネギを置いていて、美しい!
あったかいというより、けっこう熱いのですが、
自分のネギがわからなくならないように、みなさん、台を囲んで待ちます。
泥つきの皮が黒く焦げ、皮が破れて、内側からふつふつとネギの水分があふれ出てきました。
いよいよ実食の時が迫ります。
やわらかくなったことを確認して、皮を一気にむくと、
蒸し焼き状態になった真っ白に輝くねぎが姿を現わしました!
「カルソッツ」な食べ方の流儀、上を向いて、口でねぎを迎えにいって、いただきまーす!!!
まずいただいたのは、私イチオシの「農研2号」。
揃いが悪く、やわらかいために折れやすいということで
近年では、幻になりつつあるのですが、味がいいことで通の間ではよく知られた品種。
ダントツに繊維がやわらかく、甘くとろける食感で、やっぱり好きだー!
他の2種は、やわらかくなっても適度なシャキシャキ感が残り、食べ応え抜群。
丸3本いただいて、すごい満足感でした。
ロメスコソースをつけて食べる本家スペインの「カルソッツ」に倣い、
「深谷カルソッツ」も様々なソースや調味料が用意されています。
(ロメスコソースは今年はありませんでした)
定番の塩から、味噌マヨ、ポテトチップなど。
変わり種では、甘い系のチョコレートや
NHK「うまいッ!」の中でもキャイーン天野さんが挑戦していた「ハニーシナモン」も!
せっかくなので、挑戦してみました
「んんん???」と一瞬間をあけて思わず笑ってしまいました(笑)
なしではないです!
でも、「ハニーシナモン」というより、
「はちみつハッカ風味」と言いたくなるような、なんとも和な味わい(笑)
やっぱり、何もつけずにそのままいただくのに勝るものはなく、
ほとんど、そのまま素材の味を楽しませていただきました。
それにしても会場にいた、ほぼ全員が体験しているのでは?!というくらい大勢の人が
わいわい火を囲み、焼き上がったアツアツのネギを上を向いて食べていた光景は、何とも感慨深かったです。
つづく。