2016/ 2/08(月)

深谷ねぎスイーツ化なるか?!【深谷ねぎまつり2016レポート最終章】

前編はこちら→ 深谷ねぎまつりレポート① 話題の「深谷カルソッツ」体験【深谷ねぎまつり2016レポート②】

       深谷ねぎまつりの何がすごいのか?!【深谷ねぎまつりレポート③】

 

4回にわたってお届けして参りましたレポートもいよいよ最終章です。

今回の深谷ねぎまつりで私が注目していたポイントは「深谷ねぎスイーツ化なるか?!」。

 

実行委員の方々が、深谷ねぎ消費拡大のために、甘い系のディップを試行錯誤していたり、

「深谷ねぎ料理選手権」にもスイーツ系が2品エントリーしていたからです。

 

野菜スイーツは数あれど、長ねぎは独特の薫りゆえ、難しいとされてきた食材。どこまでの完成度なのか?

 

結論から言いますと、「深谷ねぎ」は、確かにスイーツと化していました!!!

深谷ねぎだんご

まずは、地元の老舗和菓子店「御菓子司 中瀬屋」の「深谷ねぎだんご」。(1本100円)

深谷西小学校で育った柔らかな深谷ねぎを使用し、だんごと共に焼き上げて、みたらしあんでいただくもの。深谷ねぎだんご焼き

直火で焼き上げた香ばしさがいいアクセントになっていて、

これまでなかったのが不思議なくらい違和感ありませんでした。

ビジュアル的にも焼き鳥の「ねぎま」で見慣れているからでしょうかね(笑)

 

じっくり焼いた深谷ねぎが甘くてシャキシャキだからこそできる「深谷ねぎだんご」。

けっこう甘めだったのですが、一味をふりかけたら、ちょうどいい塩梅の甘辛スイーツに!

挑戦しやすい、ねぎスイーツでした。

 

そしてもう1品は、市川のジェラテリア「カイジェラート」の「ねぎのジェラート」。ねぎジェラート

この日はかなり気温が低かったので、ジェラート自体が苦戦するのでは?と

思っていたのですが、みなさん、怖いもの見たさなのでしょうか?(失礼)常に列ができていました。

それには食べてみて納得!

 

味わい、衛生面ともに考慮して、火を通したネギを入れているそうで、

香ばしさもありながら爽やか、かつ濃厚で、ほんのりネギ薫るジェラートに仕上がっていました!

 

ネギ臭くならないように試行錯誤を重ね、オレンジやレモンを加えているのだそうですが、

味覚にかなり自信のある私でも言われないと全くわかりませんでした。

聞けば、オレンジは薫りや風味のためではなく、主役のネギの風味を広げる役割。

そのために、他のフレーバーのジェラートにもよく使われるのだそうです。

レモンは、「ねぎ臭」を和らげる役割として用いたようですが、

ねぎに包み込まれて調和してわかりませんでした。

でも、ツーンとせず、まぁるく余韻が残るのは、きっとその仕事のおかげなのでしょう。

これはヒットの予感です!知ってほしい、食べてほしい新テイスト!

 

WEBショップで買えるそうなので、みなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか?

私が絶賛していたら、意外そうにしていた店主に、「WEBでは、あんまり売れてないんですか?」と聞くと

「いやいや、1個も売れてないんです!」とわざわざ修正してくださいました(笑)

でも、これ、パーティーとかで取り寄せたら楽しいですよ♪

 

美味しいと感じるのは、ねぎラバーだからじゃないの?と思われるかもしれませんが、

そうではないことを数日後に出た結果が証明していました。

なんと、全40エントリー中、「深谷ねぎだんご」が2位、「ねぎのジェラート」が8位に入賞!!!

さすが、ねぎを愛する人が集結したイベントですね。

 

つい先日、深谷野菜の魅力を体感できる複合型施設「深谷テラスファーム」

(キューピーが運営)が2019年に開設されることも発表された深谷市。

ますます食農の街としても盛り上がりそうで楽しみです。

 

深谷ねぎまつりレポート完。