2016/ 2/17(水)

冬にんじん産地・碧南市で見つけた3つの「ならでは」【碧南の美味しい冬旅④】

これまでの【碧南の美味しい冬旅】

碧南市認定農家協議会講演会にて講演 「魅せる情報発信 買い手に響く売り方とは」

にんじん嫌いが克服できる?!子供にも大人気!碧南の超アイデアにんじん料理に仰天!

畑で納得!碧南ブランドにんじん「へきなん美人」が美味しいワケ

 

その1 完熟収穫

碧南市のブランドにんじん「へきなん美人」もうひとつ大切なポイントは「完熟収穫」していること。

 

「尻くくりがいい(尻詰まりがいい)」と表現されていましたが、

先までぎっしり詰まって、丸みを帯びています。

これが「完熟」した「へきなん美人」の証。尻詰まり

「完熟」は、寒い冬に育てるからできることなのだそう。

というのも、暖かくなると「2次生長」といって、

表面からヒゲ根が出てきてしまうけれど、真冬なら、その心配がないので、

じっくりゆっくり育てることができるのだとか。

 

そもそも、にんじんに対して「完熟」という表現をあまり聞いたことがなく、新鮮でした。

 

一方、寒い季節ゆえのリスクもあります。

土から掘り起こした時の寒暖差でパリッと割れやすいのです。

なので収穫は温度の上がる昼から日没前まで。

それを翌朝、作業場で洗浄して出荷する流れなのだそう。

 

昼過ぎに斉藤碧南人参部会長の畑に伺った時も、ちょうど収穫の真っ最中でした。収穫

機械で葉を切り、土からにんじんを掘り起こしていきます。

 

その2 個人所有とは思えないレベルの選果場!

その後、山中副部会長の選果場におじゃましてビックリ!個人のものとは思えない規模!

でも、この規模の選果場を個人で持っていることは全く珍しくないそう。さすが大産地です。

選果場

洗って、サイズ分けまでは機械がしますが、箱詰めは、人にしかできない仕事。

お母さまは専用スペースで、匠の仕事をなさっていました。お母さん

山中副部会長、お仕事中ご対応いただき、ありがとうございました!

副部会長

シニア野菜ソムリエで「へきなんのnin-gene屋」永井千春さんも、

講演会に続き、駆けつけてくださり、感謝!

千春さん

その3 直売所では、10キロ袋が飛ぶように売れる!

産地の直売所に行くと、その野菜や果物だらけ、という光景は見慣れているのですが、

碧南は迫力が違いました。

にんじんゴロゴロ

なんと床に10キロ袋がゴロゴロ!お得な規格外品だそうで、10キロで600円弱!10キロ大人買い

これが飛ぶように売れていくんです。しかもカートの上に下にと、一組でいくつも。

皆さん、ジュースにしたり、とにかくたくさん召し上がるのだそう。

 

地元にもしっかり根ざし愛されている「へきなん美人」。

日々の料理はもちろん、冠婚葬祭の料理にも欠かせない存在なのだとか。

そう聞いたら食べたくなるのが女心(笑)

な、なんと生産者の皆様が私のわがままを叶えてくださったのです!

いよいよ「へきなん美人」を巡る旅、にんじん編も最終章へ。つづく。

 

 

ニンジン産地・碧南のご当地ごはん「年忌のうどん」「●●の煮豆」って?!