2016/ 2/18(木)

ニンジン産地・碧南のご当地ごはん「年忌のうどん」「●●の煮豆」って?!【碧南の美味しい冬旅⑤】

これまでの【碧南の美味しい冬旅】

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講演翌日の昼食は、忘れえぬ時間となりました。

 

取材や講演で地方に伺うと、とっておきのお店にお連れくださることが多く、

身に余る光栄なのですが、ハレの日の料理と同じくらい興味があるのが、日々の家庭料理

何気ない食卓にこそ産地ならではの「へー」が溢れているからです。

 

今回も講演前の移動中の会話で聞いた

「法事のシメには、『年忌のうどん』だよね」という言葉が気になってしまい、

「どうしてもたべてみたい」とお願いすると、飲食店で出されるようなものではないと。

なら、誰かの家で食べたい、と無茶苦茶なことを言っていた私。

 

他にも、炊き込みご飯の主役はニンジンだと言うし、

ニンジン産地になる以前に盛んに栽培されていた、ある作物の名残りで

五目煮の豆は大豆ではなく、その作物だと言うし、気になって仕方ないものだらけ。

 

すると、お知り合いが調理場にいらっしゃる食堂にお願いして

「年忌のうどん」など碧南の家庭料理をご用意くださいました!

ニンジンの比率が偏って高い、煮込んだ具材がのった「煮かけうどん」=「年忌のうどん」

年忌のうどん

 

ちなみにこちらは、後日、写真を送ってくださった山中会長の家バージョン。

煮かけうどん

具は、人参を主体に、里芋・鶏肉・干ししいたけ・ちくわ・揚げ。

煮込んだ具をうどんにかけて、仕上げに刻み海苔、おろし生姜をのせて完成なのだそう。

 

さらに、直売所で「にんじんの日」を機に作られたという「にんじん寿司」

にんじん寿司

感動したのが、講演後の2次会に駆けつけてくださった生産者で、

「愛知の技人」に認定されている千秋さんが届けてくださっていた「煮豆」。

なんとか間に合うようにと、夜中に帰宅した後、下ごしらえをして作ってくださったのだと。

落花生の煮豆

わかりますか?!大豆ではなく落花生が主役なんです!

碧南では、煮豆と言えば「落花生の煮豆」を指すのだそう。

碧南ごはん

テーブル上には、みなさんの優しさでできた「碧南の家庭料理」がずらり。

ずっとアテンドしてくださった山中会長、駆けつけてくださった斎藤碧南人参部会長と心温まる時間でした。

 

地元ごはんに癒されながらも会話はしっかりお仕事モード。

来年のオファーまでいただき、また何度も訪れることになりそうな縁の地が増えました。

本当にお世話になりました。