春の高知を巡る旅シリーズの続きです。
フルーツトマト大国「高知トマトサミット2016」で出逢った美しき家族の「牛の恵フルーツトマト」
いよいよ「ファーム輝」の畑へ。
トマトの体調管理をメインで行う父ちゃんが主導で案内くださいました。
くしくも朝方まで降っていた雨があがったタイミングだったことで、
管理のきめ細かさを一層体感することとなりました。
というのも、雨上がりは、一気に気温が上がるので、ハウスの温度管理は一刻を争います。
1分1秒でもタイムラグを減らすために、父ちゃんは自転車でハウス感を駆け巡っていました。
高知の清流「仁淀川」の恵みを受ける地域に位置する「ファーム輝」。
清らかな水で育てることができる半面、地下水も多いため、
トマトの下に「防根透水シート」を敷いて水分をコントロールしています。
甘みの強い「フルーツトマト」を育てる際に、水切りしてするのは一般的な手法ですが、
「ファーム輝」はミニトマトや調理用トマトにまで徹底して味わいを深めているというから驚きました。
今シーズンから、トマトたちがより光合成しやすい環境をさらに追求するため、
環境モニタリングシステムも導入したそう。
ただし、これは主に、収穫量をあげるために用いられているシステムで、
収量を制限して味わいを追求している「ファーム輝」の方向性とは基本、反比例するもの。
父ちゃんは、システムの良さを適度に取り入れながら「ファーム輝流」のやり方で、
さらなる高みを目指そうとしているのです。
一段落したところで、
イベントや東京で会う2人とは全く違う「素顔」のファーム輝を見た気がしました。
「子供のように大切に育てています」と言葉で言う何百倍も説得力のある、
子を思いやるような表情でトマトの様子を見る2人。
実は、この時、こんな会話が交わされていました。
「父ちゃんはスゴイと思っている私は。尊敬してるから。」
「そう?(照れくさそうな父ちゃん。)」
なかなか言えない言葉ですよねぇ。
信頼し合う2人のトマト愛が生んだ「ファーム輝」人気の秘密、まだまだありました。
後編につづく
【生産者さんデータ】
ファーム輝(かがやき)
麻岡哲也さん・真理さん夫妻
高知県土佐市高岡町甲883-3
*HPからお取り寄せができますよ♪(旬のみ)