2016/ 6/28(火)

奇跡の食感トマト「プチぷよ」を生かした究極の和菓子「赤茄子大福」@川越「彩乃菓」

*「彩乃果」についての記事はこちら→ 野菜果物が喜ぶ地産創作和菓子屋「彩乃果」

 

これぞ「トマト大福」の極み!

私がわざわざ川越「彩乃果」へ足を運んでまで食べたかった和菓子は、赤茄子大福

「赤茄子大福」(榎本農園産プチぷよトマト使用 220円)です。

「赤茄子」は、日本にトマトがもたらされた頃の呼び名。

トマトはイチゴに見た目も近い野菜であることから、スイーツにされることも多く、

今や「トマト大福」も珍しくありません。

 

では、なぜ私がこんなに騒ぐのか、

「彩乃果」の「トマト大福赤茄子大福』」は

ミニトマト「プチぷよ」を使用しているからであります!

 

奇跡の食感トマト「プチぷよ」とは?

「プチぷよ」とは、

その品種特性ゆえに、ほとんど流通していない幻のミニトマト。

プチぷよ2そのツヤは、まるでさくらんぼのようなんです。

 

見た目のイメージ通り、ジューシーで甘く、何よりも驚くべきは、その皮のやわらかさ。

ほぼ皮がないといっても過言でないほど薄く、全く口に残りません。

 

半面、果実を守ってくれる皮がそれだけ薄いと、

栽培中や収穫中に少しでも触れただけで、べちゃっとなってしまうわけで

傷みやすく、流通は難しくなります。

ゆえに、栽培していても止めてしまう生産者さんが多く、

大量に育てるのにはリスクが伴う品種ゆえ、とってもレアな品種となっているのが現状です。

 

ですが、口に皮が残る感じが苦手、トマト臭が・・・など、

トマトに苦手意識をもつ方や、小さなお子様へのインパクトは絶大!

この品種との出逢いをきっかけに、トマト嫌いがなくなった方を何人も見てきました。

 

「プチぷよ」と餅の食感が見事に調和!

そんな「プチぷよ」の良さとデメリットを見事に生かしたのが「赤茄子大福」でした。

丸ごと一個やさしいお餅と餡に包まれることで「プチぷよ」はつぶれませんし、

お餅と餡のやわらかな食感に「プチぷよ」の果実感が溶け込んでいて、

口の中で見事なハーモニーを奏でてくれるのです。

これは他のミニトマトにはマネできない芸当です。

 

「プチぷよ」で大福と聞いた瞬間、「よくぞやってくれました!」と思っていましたが、

食べてみて、改めて納得でした。

 

「赤茄子大福」の食べ方

そうそう、食べ方にもポイントがあります!食べる時は一口で!

赤茄子大福 実食!

でないと小籠包よろしく、せっかくのジューシーな「プチぷよ」がこぼれ出てしまいます。

安心してください!女性でも一口サイズでいける大きさに作られていますから。

 

「赤茄子大福」に使用されている「プチぷよ」は、私も仲良くしていただいて榎本農園のもの。

川越から車で30分もかからない近さだからできた連携。

こちらのヒットを受けて、周年栽培を始めたそうなので、

「プチぷよ」をお店で探すよりも、「彩乃果」で「赤茄子大福」を体験する方が近道かと思います♪

 

陰ながら「プチぷよ」の大ファンとして応援してきた私としては本当に嬉しい!

デメリットを強みに変えた取り組みを通じて、

トマトの楽しさを教えてくれる品種が広まることを願ってやみません。

 

★彩乃菓 AYANOKA★

 〒350-0066 埼玉県川越市連雀町10-1 電話 049-298-4430 
営業時間 10:00-17:30 (水曜定休)