2017/ 4/07(金)

野菜ジャーナリストの原点・篠原はなゑ102年の天寿を全う

マエストロ2016「御柱」mini

祖母はなゑ100歳の御柱祭

 

奇しくも年度始めのタイミングとなりましたが

「野菜ジャーナリスト」活動の原点である祖母・篠原はなゑが4月2日早朝、

満101歳、享年102歳をもちまして旅立ちました。

 

祖母の暮らす信州との2拠点生活を綴った新聞連載「東京ときどき古民家」

最終回原稿を書き終えた直後のこと。

東京の桜が満開、信州も前日までの大雪が嘘のように穏やかな快晴の朝でした。

はなゑの日

前日まで自ら食事をとり、

誰にも引き際を見せることなく、静かに眠ったまま息を引き取りました。

「凛とした生き方」を貫いた祖母らしい最期でした。
常に自分を律し、ぶれない強い意志をもちながら、

周りへの気遣いとユーモアに溢れ、慕われていた祖母は、私の誇りです。

 

最期の約10年、祖母に寄り添い、学ぶ人生を選べた孫は、本当に幸せでした。

自己満足かもしれないけれど、はなゑばあちゃんも喜んでくれていると信じています。

福寿草

通夜の日も温かな快晴。祖母が大好きだった福寿草が庭で満開でした。

 

喪主は孫である私が務めさせていただきました。

何年も前から最高のお見送りをするために、家族で話し合い、決めていたことでした。

 

通夜振る舞いは、足を運んでくださる方々に最高のものを召し上がっていただきたくて

高級フルーツ店や有名パティシエがこぞって欲しがる香川県・多田さんの「女峰」を。

お悔やみの極上イチゴ

(結果として、お悔やみとしていただいてしまいました。ごちそうさまでした。)

「いつまでも余韻の残る美味しさ」「甘みと酸味が濃い!」「元気がでる!」と

大変喜んでいただきました。

 

母のこだわりは、花が大好きだった祖母のために、

和花ではなく明るい色の洋花(蘭など)いっぱいで華やか見送ること。

 

私の願いは、約10年前からずっと撮りためてきた、

祖母の日常を切り取った写真で「葬儀は、ばあちゃんの写真展にする」こと。

写真展② 葬儀 写真展①

葬儀場の方々が、未だかつてないオーダーにも関わらず、

一丸となって対応くださり、実現していただきました。

 

何よりホッとしたのは、実の娘である母が

「こんなに『ありがとう』を言った日はない。パーフェクト!」

心残りない見送りができていたこと。

父とも久々にゆっくり将来を語り合うことができ、

悲しみ以上に得るものの多い幸せな時間でもありました。

 

これからは祖母から受け継いだことを次世代につなげられるよう、

前を向いて次のステージに進みたいと思います。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。