5月2日、NO.1菜園雑誌「やさい畑」の2017初夏号が発売されました。
長寿連載となりました「農家が教えるうまい品種」を取材執筆しております。
今回は満を持して、長いお付き合いになる
千葉県「三つ豆ファーム」の山木さんご夫妻に登場いただきました。
元研究者だからこその視点
ご主人の幸介さんは、
もともと微生物の研究者だったという異色の経歴の持ち主。
「自家製ボカシの薫りをかいでいる時が幸せ」とクンクンしていたり、
(褒め言葉として)尖がったことをしている「変態生産者」のイメージが強かったですが、
じっくり取材させていただくと、意外な一面を知ることができました。
知っていたようで知らなかった、こんなに印象が変わる方は久々でしたね~
印象に残っているのは 2点
●品種は、いろいろ試した結果、定番中の定番品種に行きついた
→おそらくこの連載史上、最もベーシックな品種ラインアップです。
なぜ定番品種なのか?そのわけは誌面で!
誰でも知っているような品種の良さを改めて再認識する、いい機会になりました。
●微生物の研究をしていたからこそ、土づくりなどにはストイックではなく、おおらか
→オープンエアーの畑で、一定の微生物を意図して定着させるのは難しいことを
研究を通して知っているから、なのだそう。これは目から鱗でした。
他にも研究者ならではの視点からのメッセージは誌面で!
求めやすい価格で野菜を届ける工夫
誌面ではスペースの都合上、ご紹介できなかったのですが、
トマトなどの台風に負けない仕立てワザも教えていただきました。
アーチを固定する際は、通常使用する直管パイプではなく、マイカー線を駆使。
すると仕立てに「遊び」ができ、風で倒れづらくなるのだそう。
また、アーチとマイカー線を固定する時には、100均などで売っているS字フックを活用。
さまざまな工夫で資材費をおさえたり、省力化することで、
同世代の家族が買い続けられるようなお手頃価格の野菜セットを実現していらっしゃいました。
「三つ豆ファーム」の想い、品種選びの流儀、
具体的な品種はぜひ誌面でチェックくださいね!
【生産者さんデータ】
三つ豆ファーム
山木幸介さん 暖子さん
千葉県山武市横田533-8