2017/ 11/06(月)

すんき漬けが決め手!梓川SAの「とうじ蕎麦」

アルピコSA会での講演翌日は、

アルピコ交通が運営する4つのサービスエリアのひとつ梓川SA(上り線)を視察させていただきました。

梓川SA

奈川の郷土料理「とうじ蕎麦」

私のお目当ては「れすとらん梓川」の冬場限定名物料理「野麦峠~とうじ蕎麦~」です。

 

「とうじ蕎麦」は松本の西部・野麦街道沿いの奈川集落で郷土料理。

そもそも、蕎麦をつゆに浸けることを「湯じ」というそうですが、

奈川では「投汁」と書いて、「浸し・あたためる」ことを指すのだそう。

 

「とうじかご」にのせた蕎麦を、きのこや野菜たっぷりの鉄鍋のつゆに浸し、温めていただくお料理

寒い季節でも美味しく蕎麦をいただける料理として

婚礼など「晴れの日」に出されることが多かったのだそう。

 

「れすとらん梓川」では、まず「とうじ蕎麦」三種の神器が運ばれてきました(笑)

もう「とうじかご」を見ただけでテンションがあがります。

3種の神器

待つこと数分、お盆に乗せられた一式がどどーんとやってきました。

とうじ蕎麦 全体

さすが信州!きのこや「松本一本ねぎ」がたーっぷり!!!

きのこ

写真ではわかりづらいですが、信州が誇る黄金軍鶏のつみれもたっぷり入っています。

つゆも「かえし」に黄金軍鶏の出汁を加えたもので、もう旨みの宝庫!!!

 

早速、投じてみました!

投じてます!

きのこたっぷり

これ、楽しいー!!!

自分で仕上げのワンアクションすることで、美味しさと楽しさが何倍にも膨らむ気がします♪

 

温めた蕎麦は椀に盛りつけ、その上に具沢山のつゆをかけていただくのが「とうじ蕎麦」の流儀。

そこにプラス「れすとらん梓川」ならではのポイントは、これ!

とうじ蕎麦

梓川SAのすぐ近く、山形村が誇る長芋のとろろ。

そして、木曽が誇る乳酸菌発酵の酸味がたまらない「すんき漬け」(入り高原漬け。)

 

それぞれを加えることで、一味違う風味を味わうことができます。

とろろは御なじみかと思いますが、

すんき漬けの酸味は、目立ちすぎずに新たな風味を生み出してくれる最高のアクセントになっていました。

 

そして、〆はつゆにゴハンと卵を溶き入れてお雑炊に。

蕎麦だけでも1.5人前あるので、女子には多すぎるくらいなのですが、

オプションではなく、雑炊を最初からセットにしているのは

「旨みが凝縮されたつゆを味わい尽くして欲しい」という想いからなのだそう。

ならばとグツグツ。

おじや

うん、いただいてみて納得!

雑炊せずして「野麦峠~とうじ蕎麦~」を語るべからず(笑)です。

周りで食べていた方も鍋に一滴残さず完食されていました。

 

味変しながら美味しさの発見をしていると食べられてしまうから不思議。

「3010運動」発祥の地、松本らしい、郷土に根差した食の恵みを丸ごといただけるお料理でした。

 

地元松本のお土産や限定品も

お土産コーナーでは、

地元松本の昔ながらお菓子屋さんなどの銘品がクローズアップされていました。

松本みやげ

サクサクした揚げ煎餅と味噌餡のねっとり感が混ざらずにそれぞれの食感を保っている

「幻のざらめ味噌煎餅」シリーズ(信州有喜堂)や

安曇野の山河をイメージした信州銘菓「あずさ」(あずさ堂

職人の技が生み出す繊細な口どけの米飴「新ばし飴」(新橋屋飴店などを連れて帰ってきました。

 

SAの定番、オリジナルパンもチェック。

「神戸屋」なのですが、いくつか梓川SA限定パンがありました。

野沢菜パン

野菜ジャーナリスト的に惹かれたのは、やっぱり「野沢菜」のパンでした。

 

もうお腹いっぱいといいつつ、これまたSAの定番ソフトクリームもチェックしないわけにはいきません。

ソフト

地元サッカーチーム松本山雅をイメージした抹茶チョコがけソフトクリームは爽やか。

当初、食べられるSAは梓川SAだけだったという「MINORIYA」の「ロイヤルスウィートバニラ」は

キャラメル薫る、ねっとり食感。

両方いただくなら(私はそうしました。)、「松本山雅」→「ロイヤル」の順をオススメします。

 

梓川SAは、高速道路からだけでなく、一般道からも入れるSAなので、

信州デュアルライフ中の遠足で、また伺いたいと思いました。

アルピコ交通のみなさま、アルピコSA会のみなさま、お世話になりました。