2017/ 11/21(火)

【講演】「阿波すず香」の魅力と可能性 後編

【講演】「阿波すず香」の魅力と可能性 前編 つづきです。

 

佐那河内村の新たな地域交流拠点「新家(しんや)」

講演&意見交換の後は、今年春にオープンしたばかりのニュースポット「新家(しんや)」へ。

しんや外観

「地域の生活や暮らしを守り、地域に伝わる生業・暮らし・文化・警官・コミュニティを

将来の世代に受け継ぐこと」を目的に佐那河内村に設置された

「一般財団法人さなごうち」が運営する地域交流拠点です。

 

まず目に飛び込んでくるのは、佐那河内の美しい景色の写真たち。

しんや内観

地元の写真家が撮影されたものなのだそうです。

この景色に逢いに行きたくなります。(実際、行きたくて仕方なくなり連れていってもらいました)

 

薪ストーブを囲む広々とした交流スペースに、キッチンも併設。

ふだんは喫茶としても活用されているそうです。奥にはコーワーキングスペースも。

 

何がいいって、若くて、やる気と希望あふれるメンバーの笑顔がたくさん!

わかもの

私の隣から「一般社団法人さなごうち」理事で移住コーディネータの西川さん、

地域おこし協力隊「食」企画担当の宮岡さん、同じく企画担当の髙橋さん。

 

企業単位で誘致がさかんな神山や上勝と比べて佐那河内村は、

古き良き村のつながりも大切に、じっくりゆっくり移住したくなるアットホームな印象を受けました♪

 

「阿波すず香」尽くしランチ!

ランチ交流会を盛り上げてくださったのは、地域おこし協力隊の宮岡さん、高橋さんが中心となって

作ってくださった「阿波すず香」尽くしのランチプレート。

ランチ2

とりわけ地元の方々が絶賛だったのが、佐那河内の黒米と阿波すず香果汁を使用した古代米寿司。

そして

キウイと塩こうじで漬けた鶏ムネ肉のソテー

佐那河内村の手作りこんにゃくのピリ辛こんにゃく

佐那河内村のしいたけの太刀魚醤炒め

佐那河内村のさつま芋と枝豆のサラダ

阿波すず香のゼリー

阿波すず香入り白菜の漬物

村のおっさん豆腐の味噌汁。と、野菜や豆腐は全て佐那河内村産!

「阿波すず香」は温めても香りそのまま苦味が出ない!

私がいちばん心に残ったのは、阿波すず香のゆべし(古代米味噌使用)でした。

宮岡さんらが、地元のお母さんに教わったレシピを新しい「阿波すず香」で再現したのだそう。

ゆべし

古くからのレシピと

加熱しても香りがそのままで苦味が出ない「阿波すず香」の特徴が見事に調和!

 

地域おこし協力隊の方々が外からの目線で地元の味を再発見し、価値を伝える。

こういうつながりと広がりの連鎖が、地域の宝を磨き育てていくんですね。

 

最後にお出しくださった「阿波すず香」紅茶も美味しかったなぁ。

レモンティーとは確実に違う、それでいて柚子紅茶でもない「和のレモンティー」でした。

「阿波すず香」オールスターズ

最後に皆さまと記念撮影!

集合写真

大仲さん

若きスダチ生産者・香織さんも会いにきてくださいました!

 

そして今回の講演を実現させてくださった立役者たちをクローズアップ!

阿波すずかオールスター

右から、東京事務所にいらした当時よくお仕事をご一緒させていただいていた井川さん。

井川さんの一声がきっかけで私は徳島に戻ることができました。

中心となってこの企画を進めてくださった徳島県立農林水産総合技術支援センターの庄野さん、

「阿波すず香」生みの親!徳島県農林水産部 もうかるブランド推進課の德永さん、

佐那河内村上板5号(「阿波すず香」の試験段階の名前)研究会会長!大仲さん。

 

皆さまのおかげで「阿波すず香」の優しい風味に包まれた幸せな時間を過ごすことができました。

ありがとうございました!

次に伺う頃には「新家」が「阿波すず香」の美味しい情報発信拠点になっている予感がします。

まだ品種登録が完了したばかりなので出荷が始まるのは3年後ですが、世界に羽ばたく時が待ち遠しいです。