1月31日、雪の予報もあった中、見事な冬晴れとなった深谷ねぎまつりに行ってきました。
ご縁あって2013年の初回にお招きいただいていた私、
4年目を迎え、長ネギの楽しみ方を発信する大人気イベントに成長した姿に、ただただ感動でした。
というのも数年前、ねぎの旬に取材で深谷を訪れた時に残念だったのは、
街の佇まいから、ねぎの大産地である雰囲気が感じられなかったこと。
具体的に言うと、「やっぱりネギ産地はネギ愛が違うよね」と思わせてくれるような、
ネギ料理メニューが地元飲食店になかったのです。
よそ者の勝手な願いなのですが、やはり産地に行ったら、
その食材を生かしたメニューが食べたいし、店にひとつくらいはあってほしい。
当たり前の食材だから、わざわざ飲食店におく必要がない、というのが地元の言い分かもしれません。
でも、いやだからこそ、
飲食店にいってわざわざ食べるようなメニューがあってほしいと願わずにはいられないのです。
さて本題に戻り、「深谷ねぎまつり2016」では
約40店が、自慢の長ネギ料理をひっさげて出店し、「深谷ねぎ料理選手権」も開催。
そして、話題の「深谷カルソッツ」(泥ねぎの炭火焼き)、泥ねぎのつかみどりなど
長ネギの「美味しい」「楽しい」が溢れ、すっかり「長ネギ文化発信基地」となっていました。
昨年は1万人以上が訪れたそうで、小さな境内そんなに大勢入れるのだろうか?と
不安に思っていましたが導線などオペレーションも進化。
まず「深谷カルソッツ」、「ねぎのつかみ取り」を体験したい人は、
鳥居をくぐってすぐの受け付けでお支払いします。
ぞこで早速、先日のNHK「うまいッ!」VTR内に登場されていた生産者の高橋さんとばったり!
番組内では共演していましたが初めてお目にかかれました。
ほどなく不思議な言葉が耳に飛び込んできて、大笑い。
「手の甲を上にしてくださーい!!!!!」
絶叫にも近いスタッフの声が響きわたっていました。それは「ねぎのつかみ取り」コーナーからでした。
なんとベテランお母さまが主婦の知恵で、
「手の甲を下」にして、つかむというより、ねぎをすくい取っていたのです(笑)
ただでさえお祭り企画の大盤振る舞いなのに、これではスタッフの皆さんもお手上げ。
なんとも微笑ましい光景でした。
最初から長くなってしまったので次回「話題の『深谷カルソッツ』」につづく。