前編はこちら→ 深谷ねぎまつりレポート2016①
→ 話題の「深谷カルソッツ」体験【深谷ねぎまつりレポート②】
4回目となった今年の「深谷ねぎまつり」では、なんと
メイン会場の瀧宮神社境内だけで約5トンのネギが消費されたのだそうです!
(出荷用箱に換算すると約1000ケース分!)
さらに驚きだったのは、それだけの量の深谷ねぎが売れるスピード。
とりわけ目玉の「深谷カルソッツ」用の泥ネギと、泥ネギのつかみ取りは大人気で
昼すぎには完売していました。
そこまで人気が定着した「深谷ねぎまつり」の何がすごいか、感じた点をいくつか。
●有志の実行委員体制で運営されている
地元の宝「深谷ねぎ」を通して深谷を盛り上げたい!という想いを持った熱いメンバーが
有志で行っているもので、補助金や助成金などを受けず、出店料とグッズの売り上げのみで運営。
金の切れ目がなんとやら、になってしまう取り組みが多々ありますが、
「深谷ねぎまつり」は実行委員の熱量がある限り続く取り組みになっています。
●ネギの美味しさ、楽しさが存分に伝わってくる
ネギ産地では昔、農家さんが、おやつ時間の暖を取るためにやっていたとされる「泥ねぎ焼き」を、
スペインの「カルソッツ」にかけ、「深谷カルソッツ」の名でイベントの目玉にしたこと。
(深谷ねぎを泥つきのまま直火で焼いて、
黒く焦げた部分を剥いていろいろなソースで食べる深谷ねぎの一番贅沢でおいしい食べ方)
みんな、楽しそうな写真をSNSで拡散するので、見た人は思わずやってみたくなっちゃうわけです。
●やりだしっぺである
なんでも「初」というのは、人々の記憶に刻まれるもの。
毎年、全国のねぎ産地で開催されている「全国ねぎサミット」の初回、2回目の開催地ですし、
泥ねぎ焼きをアレンジして楽しむ「深谷「深谷ねぎまつり」も立ち上げました。
その分、立ち上げの労力は相当なものだと思うのですが、それだけのメリットもあるわけです。
さて、レポートも間もなく完結。次回は「深谷ねぎスイーツ化なるか?!」をお届けします。