先日、高知県から、怒涛のトマトシーズンを終えた
「ファーム輝」の父ちゃん&まるちゃん夫妻がバカンスで東京に♪
今年も、お2人の恒例行事にご一緒させていただきました。
それは魅惑の高級キノコ三昧。
トリュフとサマーポルチーニ茸さまでございます。
例年、この時期はイタリア産サマートリュフなのですが、
今回は季節が逆のオーストラリア産トリュフ♪
これはただの贅沢ではございません。キノコのお勉強、仕事の一環なのです(笑)
事実、同じ産地のものでも大きさや表面の様子による味わいや食感の違いまで堪能させていただきました。
個人的感想としては、小ぶりで表面の凹凸が強すぎないもののほうが柔らかで薫りも豊かだと感じました♪
伺ったのは、トリュフをいただくなら、ここ!と決めている神山町の「オステリアアルコ」。
北イタリアの郷土料理をベースにした隠れ家イタリアンです。
表題にまつわるお料理を中心に振り返りますと・・・
まずは、運ばれてきた瞬間にトリュフ薫るアミューズからスタートしました。
薫りの正体、左下のお料理は
トリュフの香りのブロードに漬けた半熟卵にオーストラリア産黒トリュフをさらにトッピングした一品。
一皿目からもう「トリュフハイ」です。
(「トリュフの薫りでハイテンションになる」の意。もちろん造語です。)
写真上に写っているのは、トリュフ通が持ち込んだマイ「トリュフスライサー」。
初めましてだった「サマー」ポルチーニ茸のお料理は「サマーポルチーニのスフォルマート」
食感がふんわりしていて、同じキノコでも採れる季節によってこんなにも魅力が違うんだぁ!という学びが。
スフレのような柔らかさの生地と一体化すると、とことん優しい口当たりでした。
そして、トリュフ料理の真打ち登場!
シェフ特製の手打ちパスタ「タリヤン」にたっぷりのトリュフです!!!
これだけでも十分贅沢なのですが、常連・上原さんとご一緒の時だけのスペシャル!
トリュフスライサーで自ら食べたいだけ「おいトリュフ」(笑)!!!
(注)これは通常メニューではございません。
遠慮という言葉が辞書にない私のパスタはこうなります。
口の中はトリュフの薫りで満ち溢れ、「トリュフハイ」も最高潮に達したことは言うまでもありません。
続くリゾットも岡田シェフと言えば、の料理。
7年熟成のカルナローリ米(リゾットのためのお米)を使用しているので、
一粒ひとつぶが素材の旨みをふんだんに含んだカプセルのようなんです。
今回は、夏鹿の首と肩肉を赤ワインの女王「バルバレスコ」で煮込んだもので、
「芳醇」という言葉をそのまんま表現したような一皿でした。
デザート、カフェの後にいただいた岡田シェフお手製の「小夏チェロ」も忘れえぬ味わい。
毎年、レモンチェロや文旦チェロなど色々いただいていますが、
薫りといい、とろみといい、甘みと酸味のバランスといい、人生で一番のチェロでした!!!!!
本当に楽しい美味しい学び多き夜☆彡
いつもステキなタイミングをくれる「ファーム輝」の父ちゃん、まるちゃん夫妻に感謝。
いつもセッティングくださる上原さんに感謝。トリュフすりすり仲間の金ちゃんたちに感謝。
最高のお料理でいつももてなしてくださる岡田シェフに感謝☆
美味しい時間を過ごすたび、いろんなことに感謝の気持ちが溢れてきます。
育てる人、届ける人、料理する人・・・たくさんの人を介して、幸せな時間を紡いでくれる、
野菜果物のチカラなのかもしれません。