10月9日(日)、デュアルライフの拠点からほど近い
信州・蓼科湖畔の彫刻公園にて「蓼科で『やすむ』」をテーマに、
オーガニック食材を中心とした食のお祭り「ビジンサマ・マルシェ」が開催されました。
蓼科湖畔は、私にとって想い出深い場所。
祖父母が、蓼科にあった保養所の寮長や、別荘の管理人をしていたので、
幼少期は、夏休みのほとんどを過ごしたものでした。
私は、総合司会、
そして「ジビエと旬野菜のバーベキュー講座」のインタビュアーを仰せつかりました。
オープニングセレモニーでは、市長が主催者を代表して挨拶。
御柱の地区版「小宮」が各地で開催されていることもあり、御柱衣装のまま駆けつけてくださりました。
11時からは信州バーベキュー協会の今井会長による
おもてなしの心があふれる本格派BBQの極意を学ぶ「ジビエと旬野菜のバーベキュー講座」!
一度の顔合わせ、ざっくりとしたメニューのすり合わせのみで、
当日は段取りも含め、一切打ち合わせなしの完全ライブでお届けしました。
今井会長はBBQの技術はもちろん、トークにも定評があるので、
当初は、つなぎのインタビューをするだけの予定でしたが、あまりの大盛況に予定変更!
信州バーベキュー協会・今井会長は、BBQピットマスター(焼き手)に徹してのおもてなし、
私は、今井会長のBBQテクニックを料理実況する形式でお届けしました。
BBQでよくある失敗と言えば、焦げてしまった、乾いてしまって美味しくない。。。
せっかくの野菜たちがかわいそうです(涙)
美味しく仕上げるキーワードは、「まるごと」!「包む」!
素材に合わせて、丸焼きだったり、ホイルで蒸し焼きにしたり、オイルコーティングをする
など様々なワザを教えていただきました。
こちらは大人気だった「焼きサンマルツァーノ」!
調理用トマトは、加熱すると旨みがぐっと増すので、まさにBBQ向きのトマト。
まずは断面に焼き色をつけてから ひっくり返し、
チーズと会長特製のバジルソースをトッピングしてイタリアンに。
結局、3時間ぶっ通しで、
100人限定ふるまい予定を、1時間延長300人以上にお楽しみいただくことに!
私の特技「料理実況」が役に立ったようでホッ。
さらに「声のマイクのりが素晴らしい」、「わかりやすくて情報が印象に残る」、
「あまりに美味しそうでつい足を運んだ」、「本当に楽しかった」、「来てよかった」、
たくさんの言葉をかけていただき、感謝、感激です(涙)
BBQは、野菜果物そのものの良さを引き出しながら魅せる
最高のアウトドアおもてなし料理コミュニケーション!
野菜果物の美味しさを伝えるのに、ピッタリだと改めて思いました。
朝こそ雨が降りましたが、開始の頃には上がり、「ビジンサマ」(蓼科山)も顔を出してくれました。
他のブースを回る余裕はなかったのですが、
お隣だった、糸萱かぼちゃ生産者組合と「UPSOUP」によるブースの
「信州伝統野菜糸萱かぼちゃのカレースープ」はいただくことができました。
*「糸萱かぼちゃ」とは
「信州の伝統野菜」のひとつで、2015年2月に認定。
長野県茅野市北山糸萱地区で明治以前から栽培されてきた。
鉄鉱石が採掘された地層と標高1000mを越える土地で育つ。
皮が薄い水色で、硬く、2~4キロと重量感がある。食感はきめ細かく、ほくほく。
成分分析の結果、鉄分が標準的なカボチャの2倍近いことがわかった。
(「糸萱かぼちゃ生産者組合」パンフレットより一部抜粋)
伝統野菜のカボチャというと、日本カボチャやペポカボチャ系でしっとりした食感のものが多いのですが、
「糸萱かぼちゃ」は白皮のほくほく系。
でも、近年の西洋カボチャとは違い、甘みが控えめなので、
「甘いカボチャはおかずにならない」と感じてしまうという男性陣が「これならイケる!」と
あっという間にふるまい100食がなくなるほどの大人気でした。
もちろん、BBQ講座で使用していたカボチャも「糸萱かぼちゃ」でしたよ。
驚きの声があがった「カボチャとリンゴのBBQスイーツ」に変身!
「ビジンサマ・マルシェ」に蓼科湖畔が湧いた1日。
私自身にとっても学び多き、幸せな時間でした。
お声かけくださった蓼科塾のみなさま、ありがとうございました!