1月20日、記念すべき第1回の
「全国にんじんサミット」が愛知県碧南市で開催されました。
近年、ねぎサミットや西洋なしフォーラムなど、さまざまな品目で
産地が手をつないで情報発信したり、課題を共有するイベントが増えてきていますが、
「にんじん」では初です!
詳細は、農経新聞の記事を添付しますので、ご覧ください。
にんじんと碧南市
私のように関東在住の方にはなじみが薄いかもしれませんが、
碧南市は、中京・北陸・関西の方には知られた、にんじん産地。
その歴史も長く、栽培が始まったのは大正時代だそう。
昭和42年には冬にんじんの産地として国から指定を受け、
年間約14,000トンのにんじんを生産。
砂地育ちで、甘みが強くジューシーなにんじんは「へきなん美人」のブランド名で
高値で取引されています。
それは、とてつもなく手間のかかる独特の栽培方法によるところが
大きいのですが、畑のこと、私と産地のなれそめなどについては
以前、記事を書いていますので、ぜひご参照ください。
昨年、碧南におじゃました時はまだ「にんじんサミット」開催検討中でしたが
「絶対やるべき!1回目の開催地であることに意味がある!」とエールを送ったのでした。
その後、碧南市の生産者、行政、商工会議所などが一体となって準備されたサミットには、
なんと全国から約700人が集まる大盛況ぶり!本当にお疲れ様でした。
にんじんのロスを最小限にするコツ
基調講演をされたのは地元愛知県出身の料理研究家寺田真二郎さんです。
軽快なトークにのせて、オリジナルレシピ2品をデモンストレーションくださいました。
感動したのは、スープのベースにも「へきなん美人」を使う
贅沢な鍋「彩り!へきなん美人ミルク鍋」を作る過程で紹介された
にんじん愛あふれるヘタのとり方!
ベース用の「へきなん美人」を柔らかくする時短テクとして
水にくぐらせてラップに包み、レンジで加熱。
その後、
包丁のおしりを使ってクルクルとくり抜くようにヘタをとる!
そうするとヘタの周りの食べられる部分のロスを減らし、
見事にヘタだけ取り除くことができる!
なるほど~勉強になりました。
約700人で会場は大盛況!
その後の試食や物販タイムは身動きがとれないほどの大盛況!
「へきなん美人」を語る上で欠かせない、にんじん嫌いがほぼなくなる!と噂の
「へきなん美人」の生しぼり100%ジュース。
濃厚な甘みと薫りがたまらない~
しぼった後の繊維「にんじんのおから」も
ハンバーグの種などに活用できて、大人気なのだそうです。
昨年の講演会でお世話になった方々にもたくさん再会できて
どんどん碧南市との心の距離が近くなった気がしました。
初回にして、この盛り上がりはスゴイ!
準備をしてきたみなさんの想いが伝わったのだと思います。本当にお疲れ様でした。
次回は、さらに参加産地が増え、
にんじんのチームJAPANの輪が広がることを願ってやみません。