「2017年アジアのベストレストラン50(Asia’s 50 Best Restaurants 2017)」で
日本のレストランの中で3位の11位!
新設された「ホスピタリティー術賞」を受賞した日本料理店「傳」。
以前、原木しいたけ生産者・貫井香織(通称ぬっく)が立ち上げたメディア「Hugkum(はぐくむ)」の
取材で訪れて以来、大好きな場のひとつです。(「傳」の取材記事についてはこちら)
先日、ぬっく主催の貸し切りランチ会にお誘いいただき、伺ってきました!
外苑前に移転して以来、初です。
いやはや、今回も楽しかった!美味しいのは言うまでもなく、楽しくて仕方ない場なのです。
やっぱり長谷川さんは和食界のエンターティナーですわ。
美味しい記憶をたどってみましょう。
蒸しルバーブ=もずく?!
傳のスターターと言えば この最中です。
和菓子以外になかなか使われることのない最中の皮を次世代に伝えるべく
長谷川さんが、最中の新たな可能性を開拓すべく取り組んでいる一皿。
デザートではないので、甘くありません。
今回、フォアグラの味噌漬けに合わせられていたのはベゴニアのジャムと、べったら漬け。
初めていただいたベゴニアの酸味とべったらの醗酵系の甘さがまったりしたフォアグラと合う~!
つづく 酢の物にはびっくり!
和食ではあまり使われない果物がふんだんに活かされています。
個性的なビジュアルと食感を牽引しているのが、パッションフルーツとバジルシードのぷちぷち。
そこに、とろりとした食感つながりのジュンサイ。
ピンク色はスイカ!
そして、もずくに見立てられた薄ピンク色の糸状のものはルバーブ!!!
やや硬めくらいに蒸して、余熱を入れると繊維が、もずくのようにほぐれるんだそう!
これは初めての食感で驚きました。
「野菜果物って面白いよね」と長谷川さんも仰ってましたが、
ほんとまだまだ未知の食べ方はたくさんあるんだ、と改めて感じました。
メインは貫井園の原木干ししいたけ
これまた名物の「傳タッキーフライドチキン」は九州に行っていたから、と高菜とめんたいこ!
言うまでもない美味しさで、一気にビールのオーダーが相次ぎました。
天然のきのこを愛してやまない長谷川さんが唯一栽培もので一目おいているのが貫井園の原木しいたけ。
超肉厚干ししいたけ煮物には、ホイップのようにふわっふわにおろされたわさびと肉を添えて。
えぇ、もう極上のお肉を従えていました、ぬっくの原木干ししいたけさんは(笑)
入っていないと苦情が来る?もはや「傳」名物の蟻
畑を再現した、とれたて野菜たっぷりのサラダに蟻。
「普通なら虫が入っていたら怒られるのに、逆に入っていないと苦情が来るのがうちなんです」
というくらい、もはや傳の定番なのは知っていましたが。。。なんと今回は生きていたー!!!
「蟻の踊り食い」は人生初です。。。
今回の子は千葉県の野生「トゲアリ」だそう。よく見ると背中にトゲトゲがありました。
たった1匹でもほんのり酸味がして、しっかりとした存在感です。
その後、南米のイナゴも急遽登場。
「ライムとチリでスパイシーに味つけしました。」と言われ、見た目も日本のそれとは違ったので、
かなりためらった末、レタスで包んでいただいてみました。
うん、確かに香ばしい食感のあるスパイス調味料、という感じ。
まさか日本料理店で地球の裏側の昆虫食デビューすることになろうとは、人生なにがあるかわかりませんね(笑)
トウモロコシは●●で濃厚に
シメの土鍋ゴハンは、海と山の旬。
シラスの炊き込みごはん、そしてトウモロコシ「味来」の炊き込みごはんでした。
トウモロコシとゴハンがほぼ1:1という贅沢ぶり。
一見、甘そうですが、鴨脂のコクが加わっているので黄金比でした。
ハーフ&ハーフでおかわり。
デザートは、ハーブにつけた桃と杏仁風ヤギのムース。
そして、エスプレッソと間違って飲んでこぼしてしまった、大人味のプリン。
たくさんお酒もいただいて、まさに至福の昼でした。
最後に同い年5人でパチリ。
同級生の活躍は、嬉しいものです。私もがんばるぞー☆
★傳★
東京都渋谷区神宮前2-3-18建築家会館JIA館
電話 03-6455-5433 (予約受付 12時~17時)
日曜定休