先日、「第18回 西洋なしフォーラム」を取材、農経新聞に記事が掲載されています。
(写真をクリックすると記事が読めます)
会場には、レアな品種を含む27種の西洋なしの展示も!
日本で栽培されている品種は「ラ・フランス」が圧倒的ですが、
「ル・レクチェ」「バートレット」「オーロラ」「ゼネラル・レクラーク」「マルゲリット・マリーラ」
「シルバーベル」「バラード」など他にも様々な品種が栽培されているんです。
30以上の試食もさせていただいたのですが、
やはり私は酸味や薫り、食感に個性のある西洋なしが好みでした。
一番印象に残っているのは、
青森県産業技術センター りんご研究所 県南果樹部の「ドワイエネ・デュ・コミス」。
この時期の青森と言えば、りんごのイメージが強いですが、西洋なしの技術もすごいんですね。
みずみずしくて、旨みを感じるくらい味が濃く、皮の近くの酸味がいいアクセントに。
切った後、褐変しずらいようで、見た目もいいなぁと思いました。
薫りも美味しさの大切な要素だと改めて思わせてくれたのは
西洋なしをリードする産地・山形県農業総合研究センター園芸試験場の「メロウリッチ」。
同試験場で育成された品種です。
口に入れた瞬間、芳醇な薫りがふわぁっと広がって幸せな気分に♪
40種の西洋なしを栽培している山形県上山市の「果物楽園うばふところ」佐藤和美さんの「コルラ香梨」。
西洋なしの風味と和梨の食感を併せ持ったなんとも不思議な梨。
そうそう、いずれの品種も皮つきで試食させていただき、意外に皮が気にならないのも発見でした。
(なめらかな食感の果肉との違和感があったり、やや苦味があるものもありましたが。)
西洋なしは収穫後、食べごろになるまで追熟が必要なので、
食べ頃の見極めが難しい、カットすると褐変してしまう、など課題が多い果実。
でも食べ頃の幸福感はたまりませんよ。
私は、しっかり追熟させて食べごろの入り口で届けてくれる
新潟県・土田農園の「ル レクチェ」をもう何年もお取り寄せし続けています。
今年もお願いしなくっちゃ!