2017/ 11/27(月)

【執筆記事】第18回西洋なしフォーラム

先日、「第18回 西洋なしフォーラム」を取材農経新聞に記事が掲載されています。

(写真をクリックすると記事が読めます)

記事

会場には、レアな品種を含む27種の西洋なしの展示も!

展示

色も形もさまざま♪

日本で栽培されている品種は「ラ・フランス」が圧倒的ですが、

「ル・レクチェ」「バートレット」「オーロラ」「ゼネラル・レクラーク」「マルゲリット・マリーラ」

「シルバーベル」「バラード」など他にも様々な品種が栽培されているんです。

 

30以上の試食もさせていただいたのですが、

やはり私は酸味や薫り、食感に個性のある西洋なしが好みでした。

一番印象に残っているのは、

青森県産業技術センター りんご研究所 県南果樹部の「ドワイエネ・デュ・コミス」。

青森コミス

この時期の青森と言えば、りんごのイメージが強いですが、西洋なしの技術もすごいんですね。

みずみずしくて、旨みを感じるくらい味が濃く、皮の近くの酸味がいいアクセントに。

切った後、褐変しずらいようで、見た目もいいなぁと思いました。

 

薫りも美味しさの大切な要素だと改めて思わせてくれたのは

西洋なしをリードする産地・山形県農業総合研究センター園芸試験場の「メロウリッチ」。

メロウリッチ

同試験場で育成された品種です。

口に入れた瞬間、芳醇な薫りがふわぁっと広がって幸せな気分に♪

 

40種の西洋なしを栽培している山形県上山市の「果物楽園うばふところ」佐藤和美さんの「コルラ香梨」。

梨

西洋なしの風味と和梨の食感を併せ持ったなんとも不思議な梨。

 

そうそう、いずれの品種も皮つきで試食させていただき、意外に皮が気にならないのも発見でした。

(なめらかな食感の果肉との違和感があったり、やや苦味があるものもありましたが。)

 

西洋なしは収穫後、食べごろになるまで追熟が必要なので、

食べ頃の見極めが難しい、カットすると褐変してしまう、など課題が多い果実。

でも食べ頃の幸福感はたまりませんよ。

 

私は、しっかり追熟させて食べごろの入り口で届けてくれる

新潟県・土田農園の「ル レクチェ」をもう何年もお取り寄せし続けています。

今年もお願いしなくっちゃ!