出演時にご紹介させていただいた、茨城の超おすすめスポットのひとつが
日本初！オンリーワンの存在であり続けている大洗町の梅専門カフェ「WAON」です。
（HPより）
日本初の「梅カフェ」が茨城に誕生したわけ
2014年に梅カフェをOPENしたのは、江戸時代の天保元年（1830年）から続く
老舗漬物屋の８代目、大山壮郎（もりお）さんです。
私はちょうど開業したての頃、東京でのイベントでお会いしたのがご縁でした。
大山さんの梅干しにかけるアツイ想い、そして、茨城県の梅の実態を知った驚きが
ずっと印象に残っていました。
水戸の偕楽園と言えば梅の名所。茨城県の県木は梅。鑑賞用の梅では有名なのに、
梅干しに使われている梅のほとんどは県外産という状況だったそう。
そこで大山さんが目指したのは、茨城県産の食べる梅もブランド化すること。
数ある梅品種の中から厳選した「石川一号」、「加賀地蔵」、「露茜」の3品種を使用した
茨城の梅商品「常陸乃梅」の開発、梅の食べ方を提案する梅専門カフェを始めたのです。
野菜ジャーナリストいちおし！茨城力が結集した梅カフェごはん
カフェごはんメニューは、９種類の梅干しから選べるお茶漬けや、おにぎりなどの
定番に季節限定の創作メニューが加わります。
私がいただいたのは、人気でリバイバル中だという
季節限定「9種類の梅干しから選べる梅しらすゆばパスタプレート」。
大子町「ゆばの里」（三宝産業）の湯葉からできた「ゆばパスタ」と
地元大洗の「にんべんいち」のしらす、吉田屋の梅のコラボ商品です。
パスタの中に湯葉も入っている、のかと思いきや、なんと！！！
パスタは全く使用しておらず、麺状に仕立てられた湯葉のみ！
なんと贅沢な！！！（贅沢すぎるゆえか、湯葉パスタは「WAON」でしか食べられないそう。）
今、何かと注目されるグルテンフリーということにもなります。
クリームを使用した濃厚かつ和の風味をまとったソースが絡んでいるので、
食べ応えばっちりでありながら、身体にも美味しい。
まずはそのまま食べて、トッピングの梅をほぐして和えながら食べる。たまりません。
（私は「石川一号」をチョイス）
ソースの一滴も残したくない！と思う気持ちは、自家製パンが受け止めてくれます（笑）
こちらは、6月くらいまでの期間限定とのことですが、定番メニューにしてほしい！いや、するべき！
わざわざ食べにいく価値のあるメニューでした。
「虎屋」に見初められた美しすぎる「露茜」
デザートは、これまた夏まで限定の
「常陸乃梅『露茜』シロップで食べるサクサクワッフル」。
「露茜」の何がすごいって、まずこの美しい色。サイダーで割っても見事な発色です。
それ以上に驚いたのが味！
梅とスモモの交配種ということもあり、果物に近い甘酸っぱさ♪
そして本音を言葉で表現するのに困りました。
だって「まるで作り物の梅のお菓子のような味だなぁ」と感じたからです。
おずおずとニュアンスを伝えると「そうなんですよー！」と笑顔の大山さん。
品種の持つ梅の味わいが濃いから、梅と砂糖だけでも、完成された味になるのだそう。
（HPより）
「露茜」には、あの「虎屋」も注目していて、
昨年より「夏羹」の夏季限定味として販売されています。（今年も７月中旬頃からかな？）
地元の梅が、老舗に見初められるなんて誇らしい！
私ですらそう思うのだから生産者さんは、本当に誇りに思っていることでしょう。
それはまさに大山さんのやりたかったことなのだそうです。
「生産者さんのモチベーションをあげられるようなことをするのが
僕の役割だと思うんです」。
１品目に特化した飲食店を続けるというのは、相当な覚悟と努力が必要だと思います。
（梅の大産地でもまだ追随する存在がないのですから。）
それをあえて水戸や東京といった人の集まる場所でなく、
地元で実直に愚直に継続し、5年目を迎えられた理由が、言葉に象徴されていると感じました。
あー、書いているそばからまた食べたくなってきました。
大山さんが築いた場から、水戸＝食べる梅の産地というイメージがさらに広がりますように。
商品は「吉田屋オンラインショップ」からお取り寄せできる他、
一部は都内にある茨城県アンテナショップ「茨城マルシェ」や「のもの」でも取り扱いがありますよ♪
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町546
電話 029-229-1223
営業時間 10:00-18:00（L.O. 17:00）
定休日 水曜日（臨時休業あり）