2018年10月からスタートしました、朝日新聞土曜朝刊 別冊beでの連載「とれたて菜時記」。
3月30日、半年の節目をもって最終回とさせていただきました。
(朝日新聞WEBより引き続き、記事はご覧いただけます)
取材にご協力くださった皆さま、
「毎週、楽しみにしているよ」と温かいエールを送ってくださる愛読者の皆さま、
本当にありがとうございました。
3大紙の全国版で野菜果物の魅力、生産者のみなさまの声を届けさせていただけるという
この上ない光栄なご依頼をいただき、自身の持ちうる全力で務めてまいりました。
毎週の連載は初めてのことではありませんが、
旬の産地からお届けするというコンセプトで毎週継続するということは、大きな挑戦でした。
半年間を振り返ると、これまで以上に終始、全国各地の畑や生産者の方々に想いを馳せていた気がします。
ほぼリアルタイムで再取材した上でお伝えしたいという私の「こだわり」ゆえに
大学院での研究が本格化する中での継続は難しいと判断するに至りました。
全24回、つまりは24産地の旬を現場からお届けさせていただきました。
品目レベルではなく、地域品種などに光を、とのご依頼。
野菜に関わって約10年足らずですが、500以上の畑にお邪魔させていただいた経験を糧に、
他にはない私らしい切り口や品種にフューチャーできたと自負しております。
すべてご縁あった皆さまのおかげです。
取材先では、貴重なお時間をいただいて学ばせていただく立場。
こちらが感謝してもしきれませんのに、たくさんのもったいないお言葉を頂戴し、
涙するほど本当にありがたい限りでした。
●記事を部会の生産者に見せたところ、感極まった方が多く
「俺たちまだまだ頑張ると」とたくさんの電話をもらった。
●簡潔、かつ正確な内容で感銘した。想いもしっかり伝わっていて嬉しかった。
●記事を見た旧友から電話をもらった
●読者から注文をいただいた
●家族そろって取材を受けたのは初めてで良い機会に感謝
などなど。
最後に、チャンスをくださいました朝日新聞の大村記者、
連載を担当くださった別冊beの元編集長山本さん、小北記者、
そして、校正部の方々など、記事の一言一句をチェックして支えてくださった皆さま、
本当にお世話になりました。
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
また続編を執筆できる日を想って精進いたします。