2016/ 9/05(月)

農業を再定義する【第二ふるさと大学】

「第二ふるさと大学」という場が始まる。

「ふるさとを、もうひとつ、つくろう」

とても共感するコンセプトの場が東京に生まれました。

第2ふるさと大学

「第二ふるさと大学」。(主催:宮崎県)

「食」と「農」をテーマにした全15回の講座(参加費無料)からなる場で、

東京で、地方の人と語り、学び交流する時間を通して、

いつか第二のふるさとを訪問してほしい、という想いが込められています。

 

私も大変光栄なことに「魅せる農業と言葉」というテーマで

12月4日(日)14時~17時の講座を担当させていただきます♪

(もうお申込みスタートしていますので、ぜひお早目にお申込みください☆)

 

先日、行われた開講記念イベントには、なんと100人以上が集結!主催者側も驚くほどの熱気でした。

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「農業」ってどこまでですか?

約15年前から地域創生に係り、「カンブリア宮殿」に取り上げられるほど話題の

「九州パンケーキ」の生みの親・村岡浩司氏の基調講演は示唆に富んでいました。

印象に残った問いかけとキーワードをシェアします。

 

まずこんな問いから始まりました。

「どこまでが『農業』?」

作る人(農家) 届ける人(流通) 伝える人(店舗/レストラン)

「農業は儲かるのか?」

この答えのカギを握るのも、どこまでを農業と捉えるか次第だと村岡さんは投げかけます。

「チームとしての農業の時代が来るのではないか」と。

 

「プロダクトを作ってもダメ。産業を作る」

(ちなみに「第二ふるさと大学」プロデューサーの斎藤潤一氏は

「笑顔とお金 地域には両方が必要」とし、「稼ぐ地域を作る」ことをモットーにしています。)

生き残るビジネス、農業とは?

快進撃の止まらない「九州パンケーキ」。

パンケーキミックスの全国流通は1000店舗。2000店舗を目指しているそう。

そして今年進出した台湾でのカフェが大成功ですでに2店舗目がオープン。

2020年度には海外売り上げ20億、国内売り上げ10億が目標だと言います。

そうすると1000トンの九州素材が流通することになり、

村岡さんが拠点とする九州の活性化につなげられる。

「九州パンケーキ」をプラットホームに九州の魅力を発信していく、

最終的には九州に来てほしい。というのがビジョンだそうです。

 

でも、地域名を冠した商品はたくさんあるし、地域にキーパーソンも続々と登場している、

けれど「九州パンケーキ」は、そこまで人気なのか?という疑問がありました。

個人的にお話させていただいた時にそれが解けました。

そもそも「九州パンケーキ」は、口蹄疫による非常事態宣言を受けて、

会社をつぶさないために、従業員を養うために、危機感、苦しみの中から誕生したもの。

日本はもちろん、海外のパンケーキミックスも取り寄せて食べ、徹底的に研究を重ねて作ったので、

自分で一番美味しいと思うミックスが「九州パンケーキ」だと言えるのだそう。

やはりそこですよね。簡単なようで、なかなか言い切れるものではありません。

とある分野でNO.1の社長さんとお話していた時も、その分野の本は世界中の誰より買っていると思う。

とおっしゃっていたことを思い出しました。

やりぬいているか、なんですよね。

 

最後に語られたのは、キレイごとだけでは済まされない未来について。

「必ず数年後にリセッション(景気後退)の時代が来る」。

そこで問われるのは

「自分のクリエイトしたビジネスの世界観に

どれだけ興味を持っている人がいるか!」村岡さんは言い切りました。

「第二ふるさと大学」メンバーで。 (左から 講師の黒木さん、プロデューサー斎藤さん、アンバサダー宇野さん、村岡さん、私)

まさにそんな想いを共にし、つながる仲間に出逢える場所に

「第二ふるさと大学」はなっていくことでしょう。

私も、担当講座だけでなく、ちょこちょこ受講生としても参加する予定です。

詳細・お申込みはこちらで→ http://peatix.com/event/194833/view

第一回は9月14日(水)「年商3億円の直売所」

銀座ファーマーズラボで逢いましょう♪