長年、記事を書かせていただいている農経新聞
2017年1月16日号に取材執筆記事が掲載されています。
(記事をクリックすると拡大して読めます↓)
才色兼備なイチゴ品種「ロイヤルクイーン」
ロイヤルクイーンは甘みと酸味のバランスがよく、薫りも紅さもあって、華やかな品種でした☆
そこに、生産者さんが求める病気への強さも兼ね備えているから、すごい!
途方もない時間と労力のかかる育種の過程で、
何かをとると、何かを犠牲にせざるを得ないことが多い中、
「ロイヤルクイーン」は、食べる側のニーズも育てる側のニーズも満たしているんです。
栽培技術やパッケージングがもっと安定してくると、
品種のもつ良さがもっともっと伝わるようになるのでは~とこれからに期待しています。
ヘタが個性的
そうそう、ヘタが興味深かったです。
わかりますか?
ヘタの位置がかなりくぼんでいるんです。
なので、くるっとねじりながら取ると、キレイにヘタが取れて食べやすい!
「イチゴの神様」に逢う!
今回の取材では、誰もが知っているイチゴ品種「女峰」の育種者で、
(「女峰」は、春が旬のイチゴを、12月に収穫できるようにした最初の品種で、
栃木がイチゴの大産地になるきっかけになった。イチゴ史に残る品種。)
「イチゴの神様」とも呼ばれる赤木博さんにお会いでき、大興奮でした(笑)
イチゴの育種に関わって40年以上!
エキスパート中のエキスパートです。
取材冒頭でお伺いした言葉がとても印象に残っています。
「心ここにあらざれば見るもの見えず聴こえるもの聞こえず」
関心がなければダメ、絶えず関心をもって見続けているから
「女峰」のような品種を生み出すことができたんだそうです。
次世代のイチゴ開発
「生涯現役」とはまさに、という感じで
記事内でも紹介したことに加え、次世代のイチゴを育種し続けていらっしゃいます。
なんと、開発途中のイチゴを特別に試食させていただきました!
何に主眼をおいたイチゴかはお伝えできないのですが、
さすが時流を見越した視点で、もしかしたら
ほかの品目にも通ずる、野菜果物の新たな活路になりそうだ、と感じました。