2017/ 1/17(火)

【執筆記事】『イチゴの神様』が作った最新イチゴ『ロイヤルクイーン』

長年、記事を書かせていただいている農経新聞

2017年1月16日号に取材執筆記事が掲載されています。

(記事をクリックすると拡大して読めます↓)

ロイヤルクイーン記事

才色兼備なイチゴ品種「ロイヤルクイーン」

ロイヤルパッケージ

このパッケージが目印。左から簡単に開けられるイージーオープンフィルム。

ロイヤルクイーンは甘みと酸味のバランスがよく、薫りも紅さもあって、華やかな品種でした☆

半分

そこに、生産者さんが求める病気への強さも兼ね備えているから、すごい!

途方もない時間と労力のかかる育種の過程で、

何かをとると、何かを犠牲にせざるを得ないことが多い中、

「ロイヤルクイーン」は、食べる側のニーズも育てる側のニーズも満たしているんです。

 

栽培技術やパッケージングがもっと安定してくると、

品種のもつ良さがもっともっと伝わるようになるのでは~とこれからに期待しています。

 

ヘタが個性的

そうそう、ヘタが興味深かったです。

わかりますか?

ロイヤルクイーンヘタの位置がかなりくぼんでいるんです。

heta

なので、くるっとねじりながら取ると、キレイにヘタが取れて食べやすい!

 

「イチゴの神様」に逢う!

今回の取材では、誰もが知っているイチゴ品種「女峰」の育種者で、

(「女峰」は、春が旬のイチゴを、12月に収穫できるようにした最初の品種で、

栃木がイチゴの大産地になるきっかけになった。イチゴ史に残る品種。)

「イチゴの神様」とも呼ばれる赤木博さんにお会いでき、大興奮でした(笑)

赤木先生と

イチゴの育種に関わって40年以上!

エキスパート中のエキスパートです。

取材冒頭でお伺いした言葉がとても印象に残っています。

「心ここにあらざれば見るもの見えず聴こえるもの聞こえず」

関心がなければダメ、絶えず関心をもって見続けているから

「女峰」のような品種を生み出すことができたんだそうです。

 

次世代のイチゴ開発

「生涯現役」とはまさに、という感じで

記事内でも紹介したことに加え、次世代のイチゴを育種し続けていらっしゃいます。

次世代

なんと、開発途中のイチゴを特別に試食させていただきました!

何に主眼をおいたイチゴかはお伝えできないのですが、

さすが時流を見越した視点で、もしかしたら

ほかの品目にも通ずる、野菜果物の新たな活路になりそうだ、と感じました。