2017/ 4/18(火)

名人の種を受け継ぐ『なみき農園』のセルリー尽くしディナー後編

前編はこちら→ 名人の種を受け継ぐ『なみき農園』のセルリー尽くしディナー前編 

 

Primo Piatto セルリーと魚介のタリオリーニ

桜エビのタリオリーニ

桜エビ、生シラスとの饗宴で、味わいも色も、お皿の上に春が描かれたような一皿。

セルリーは具としてトッピングされているだけではありません!

鮮やかなタリオリーニの緑に注目です!

なんとこれ、セルリーの葉から葉緑素だけを取り出して練り込んだもの。

でないと、ここまでクリアで鮮やかな緑色にならないのだそう。

(しかも18人分のために、セルリー3束分の葉を使用しているという贅沢!)

 

セルリーも産地によって旬が違いますが、並木さんセルリーの旬は4月上旬の2週間だけ。

清瀬の方々には、それが身体に記憶されていて

「春は桜だけではない、セルリーの季節よね」と仰るのだそう。

なんてステキな地域との関係なんでしょう。

 

Primo Piatto セルリーとフォンドゥータのトルテッリーニ

フォンデュ―タ

トルテッリーニの中には、

セルリーのピューレとフォンティーナチーズのフォンドゥータ。

トッピングされているクロッカンテの中には、葉のドライが散りばめられています。

 

Secondo Piatto 伊豆産天城軍鶏とセルリーのボッリート

数えきれないほど岡田シェフのお料理はいただいてきましたが、スープ仕立てのメインは初めて!

メイン

並木さんも「セルリーを丸ごと使ってくれていて嬉しい」と仰っていました。

たしかに、並木さんセルリーの肉厚さが伝わってきます。

見た目は豪快ですが、軍鶏の旨みと相まって、とても優しい味わいでした。

セルリーのじぇのべーせ

味のアクセントもセルリーのジェノベーゼ風、そして粒マスタード。

 

あとはドルチェを残すのみ、となったところでサプライズ!

この日は、農業友だち金ちゃんのバースデー当日、

上原さんのご主人のお誕生日も近いということで、お2人へセルリーのケーキが~!!!

ケーキ

中のクリーム、ビスコッティにもセルリーがいらっしゃる模様。一口わけてもらえばよかった。

こちらも絶品だったのでしょう、あっという間にお皿がキレイになっていましたから。

 

Dolce セルリーのセミフレッド

セミフレッド

アイスの爽やかさとケーキの満足感を味わえていいですよね~セミフレッド。

 

デザートタイムはとことん爽やかに、ということで

「ニイクラファーム」の新倉さんセレクトの

ハーブティー(スペアミント、レモンバーム、ローリエ)と一緒に。

IMG_409ティー1

ティーにローリエって新鮮でした。

 

ドリンクからデザートに至るまでセルリー尽くしにしてしまった岡田シェフには

ただただ脱帽です。

 

何より嬉しかったのは並木さんが

「ふだんは写メしないんですけれど」と言いながら、お料理を写真に撮っていらしたこと。

主役に喜んでいただけてよかった。

 

今後、今シーズンの追加取材分も加えながら、

並木さんのセルりー成長期を定期的にお届けして参りますので、どうぞお楽しみに。