前回の 始めるなら今!育てやすくて本当に使えるハーブ&活用術に続き、
料理をワンランクアップさせてくれるハーブに注目します。
今回は、これからの季節、
ますます食卓に欠かせない存在となるトマトと相性のいいハーブをご紹介します。
トマトに合う3大ハーブを活用すれば
同じ料理でも違ったテイストに変身させることができるから必見ですよ!
ハーブを変えて脱マンネリ
今回も教えてくださったのは
西東京市のハーブ農園「ニイクラファーム」の新倉大次郎さんです。
数あるハーブの中から、3つを厳選してくださった理由は
トマト料理を違うテイストに導いてくれる3大ハーブだから。
イタリアン、フレンチ、南仏風、とハーブを使い分けるだけで脱マンネリができてしまうそう。
早速、ご紹介しましょう。
定番「バジル」は●●とも相性抜群!
定番中の定番ですが、やはりトマトと言ったら外せないのが「バジル」です。
トマトとモッツアレラチーズ、バジルをトッピングした
シンプルなピザ「マルゲリータ」でもおなじみの組み合わせでご存知の通り、イタリア風に。
味噌との相性もいいので、好みの野菜も一緒に
バジル味噌炒めにすると、ゴハンにも合うおかずになりますよ♪
フレンチにするなら「タラゴン」
あまりなじみのないハーブかもしれませんが、実はフレンチでは定番のハーブが「タラゴン」。
フランス語では「エストラゴン」と呼ばれています。
「バジルと同じ感覚で気軽に使えるハーブでありながら、一気にフレンチの薫りを漂わせてくれるのがタラゴン。
少しピリッとした感じが、トマトの甘みを引き出してくれるんですよ」と新倉さん。
以前、教えていただいて以来、私もはまっているのがクリームチーズとの組み合わせです。
刻んで、常温に戻したクリームチーズによく混ぜるだけ。
ベーグルに塗って、サーモンを挟んだらもう完璧です!
「タイム」で南仏風に
フランスの中で、プロヴァンス地方など、南フランス風に料理を誘ってくれるのは「タイム」。
新倉さん曰く、
「トマトはもちろん、夏野菜との相性が抜群なので、これからの季節、大活躍するハーブです」。
そう、いつものラタトゥイユに加えると、一気に南仏風にできるのです。
加熱しても風味が落ちないので、煮込み料理やオーブン焼きなどに入れたり、用途が広いのもポイントです。
殺菌・防腐力が強く、消化も促してくれるので、肉や魚料理にもぴったり。
前回のコラムでもご紹介したように、ハーブ塩やハーブオイルにして、いろんなシーンで使いたいですね。
今回ご紹介した3つのハーブも、育て始めるなら今がベストシーズンの育てやすいものばかり。
ぜひハーブのある暮らし、始めてみてはいかがでしょうか。
ハーブを味方につけると料理のバリエーションが広がりますよ♪
【生産者さんデータ】
ニイクラファーム 新倉大次郎さん
東京都西東京市南町6丁目2−14
TEL 042-462-6398