2017/ 9/22(金)

写真展「寿齢讃歌~人生のマエストロ~」で祖母の10年が特別展示

毎年、茅野市美術館で開催されている「寿齢讃歌〜人生のマエストロ〜

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長野県出身の写真家、故・木之下晃氏によるプロデュースによるお年寄りを被写体とする公募写真展です。

写真を通して、人生の達人であるお年寄りたちを讃え、

またそこに写り込む地域文化を世界に届け、未来に伝えていくことを目指すもので、

今年で12回目を迎えました。(展示期間は9月22日~10月9日で終了)

私は、祖母と過ごし始めた10年前から、祖母の暮らしを撮った写真を出展し続けてきました。

 

ある日、茅野市美術館のご担当者さまよりお電話が。

なんと!「10年間の作品をまとめた特別展示をしたいので写真を貸してほしい」というご連絡でした!

 

奇しくも4月に祖母が102歳で天寿を全うした節目の年。

葬儀場の方々にご協力いただき、葬儀は、ばあちゃんの写真展にする

という夢を叶えられただけでも幸せだったのに、なんと光栄なことでしょう。

ずっとカメラを向けられる非日常を受け入れ、途中からは楽しんでくれていた祖母への

最高の恩返しができることになりました。

 

オープニングセレモニーに伺い、感動!

展示会場入り口で大々的に10年の歩みを1枚ずつ展示してくださっているではないですか!

展示

しかも、心のこもった紹介パネルと共に(涙)

 

説明

運営スタッフの方々はもちろん、木之下先生のご家族にもお目にかかることができました。

孫が祖母の暮らしを切り取り、その姿から学び、次世代へつなげていく。

まさに先生が目指していたことそのものだ、とのお言葉をいただきました。

 

私が出展した祖母との最後の作品は「凛と生きる」。

最後の写真

本当に素晴らしい場をいただき、ありがとうございました。

OP

今後、祖母の写真は、他の会場でも展示いただくことになったようです。

見てくださった方がふと

「じいちゃん、ばあちゃんはどうしてるかな?」と思うきっかけになったら幸せです。