「神七」の「神七肉まん」&「神七辣油」のお披露目パーティーに伺ってきました。
神七(かなせぶん)とは?
神七(かなせぶん)は「神奈川の農業を盛り上げよう!」と団結した
横浜、横須賀、伊勢原市の農家7人が2015年3月に結成した農家集団。
「神奈川7人の百姓」の略称です。(現在は一人増え8名)。
中でも横浜は、異国情緒あふれる街並みが残る山手や中華街など
都会的なイメージですが取材にいってみると、ビックリ!けっこう畑があるんです。
しかも、農地面積や農家戸数は神奈川県1なのだそう。
リーダーは今年、「やさい畑」の連載で取材させていただいた苅部博之さん。
以前は、メンバーの平本貴広さんも取材させていただき、ご縁の深い存在です。
他のメンバーも実力・キャラクター共に抜群!
連携することで品目数や販売量をパワーアップさせ、新宿伊勢丹や高島屋などへの催事出店、
マルシェでの販売、農業教室や視察ツアーなど活躍の場を広げています。
具材はオール神奈川県内産!「神七肉まん」
そんな彼らが今回リリースしたのは、数年前から構想していた6次産業化、
つまり自分たちの農産物で作った加工品の第2弾。
神奈川と言えば、中華街と言えばの肉まんです!
意外にも県内産の食材にこだわったものがなかったということで挑戦したとリーダー。
神七メンバーのタケノコ、干し椎茸、干しきくらげ、タマネギ、
それをまとめるのは横浜のやまゆりポーク、という豪華な具材です!
お披露目会場だった横浜の飲食店「大ど根性ホルモン」の椿直樹さんと共同で半年がかりで完成させたのだそう。
一緒にリリースされた「神七辣油」は、横浜の種苗会社サカタのタネのトウガラシを
メンバー全員で育てて、横浜を代表する老舗「岩井胡麻油」とのコラボで実現。
どちらも、なんとなく旨いのではなくて、(調和はしているけれど)
素材それぞれの良さが感じられる味わいなのが印象的でした。
肉まんは2個935円で中華街やJA直売所などで販売予定!
中華街、いや神奈川を代表するお土産に成長するか!?今後が楽しみです。
新感覚の食べる生調味料「神七味(かなしちみ)」
ちなみに私のお気に入りは今年2月に完成したという
オリジナル商品第1弾「神七味(かなしちみ)初(うぶ)」。
乾燥タイプではなく、生タイプの七味です。
そして七味唐辛子をイメージしていただくと全く違う!いい意味でも、悪い意味でも。
「神七」の7種の具材を使って作りだした、むしろ洋風な食べる調味料です。
レモンの風味がけっこう強く、かなりトマトを贅沢に使ってもいるので、洋の味わいがリード。
でもそこに、香ばしい玄米の風味がしっかり効いているから
日本の心も忘れていない、という懐の広さ。
蒸し野菜に添えるだけでごちそう、お鍋の時に、ゆず胡椒のような感覚でつかってもよし。
酒のアテにちびちび舐めるもよし(笑)
ふつうの七味をイメージされるとチャンスロスしてしまうので、
パッケージの文言、少し工夫した方がいいかもですね。
と苦言を呈してしまいましたが、愛ゆえ。
これからも「神七」を応援していきたいと思います。