「ジュノハート」のここがすごい!
青森県オリジナルさくらんぼ新品種「ジュノハート」。
2020年6月30日(火)、初値が1箱(15粒入り)30万円という華々しいデビューを飾りました!
しかも、競り落としたのは、仲良くしていただいている千葉県・長塚青果の京子ねえさん!
「全国でも注目してもらえると思うので、そこはいくらでも出しましょう、ということで
50万でも100万でも出すつもりでした!」と、かっこよすぎます!
私は昨年7月、東京での試食会にお招きいただき、一足お先にジュノハートを堪能させていただいていました。
「ジュノハート」については公式サイトに、とってもわかりやすくまとめられています。
→ https://www.umai-aomori.jp/junoheart/
私からは概要と、印象にのこったポイントを補足しましょう。
●大きい
国産品種の中でも最大級で、直径が28mm以上(3L)の大粒のみがジュノハートと名乗れます。
ルビーのように鮮やかな艶がある、見た目の美しさも魅力。
●甘い
糖度は約20度!ほのかな酸味とのバランスが絶妙。
皮が薄く、それでいて果肉の食感がしっかりしているので、飽きのこない甘さなんです。
(メジャー品種と異なり、7月に入ってもジュノハートは、軟らかくなりづらい特性があるのだそう)
●ハート型
果実の形が幸せの象徴、ハート型♡ 幸せを願う贈り物としても最適ですね。
実際、原木がある「りんご研究所」の近くで山火事が発生し、焼失の危機にさらされるも、
3本手前で火が止まり、被害を免れたのだそう。
強運のサクランボでもあるんです。
プレミアライン「青森ハートビート」
直径が31mm以上(4L)で色艶がとりわけよいものは「青森ハートビート」と呼ばれます。
初日に最高値で競り落とされたのも、このプレミアライン。
一粒で口いっぱいに広がる幸せが堪能できます。
なぜ青森でサクランボ?青森ならではのサクランボの価値
でも、サクランボと言えば、山形県が日本一の産地。なぜ青森でサクランボなの?と思いませんか?
●「リンゴ県」青森の守り神?
実は、リンゴを栽培する農家にとっては、サクランボは身近な存在。
リンゴを冷たい風から守るための防風林として、古くからリンゴの近くで栽培されてきたのだそう。
リンゴ県の守り神だったんですね。
●リンゴ栽培で培った高度な果樹技術
縁の下の力持ちを表舞台に送り出すにあたり、今度はリンゴ栽培の技術が役に立ったと言います。
果樹には、接ぎ木(新しい品種を増やすための技術)や剪定技術が欠かせないのですが、
本来、リンゴ栽培には向かないと言われた青森県が長年培ってきた高度な技術があるため、良質なサクランボ栽培もできるのです。
青森のサクランボ、すごいことになりそうです!
一方で、リンゴ栽培と並行して、サクランボ栽培もするということは双方の作業が重なります。
ただでさえ、果樹栽培は短い旬のために1年中仕事がある中、
並々ならぬ栽培努力を重ねて生み出されたのが「ジュノハート」なんです。
「ジュノハート」に逢える場所
今年、全国デビューを飾ったとは言え、生産量が限られるため、まだまだ買える場所は少ないのが現状。
東京だと、伊勢丹新宿本店、松屋銀座、新宿高野では取り扱いがあるそう。
新宿高野では、ジュノハートのケーキやパフェも☆
(販売情報は公式サイトで随時更新されるようですので要チェック!)
私も、記念すべき全国デビューシーズンを食べてお祝いしたいと思います。