「最盛期を迎えた北海道美唄のアスパラ専業農家に密着!」シリーズ
超繁忙期の「うちやま農園」で過ごした2日間。
期せずして、仕事の本質、人としての幸せ、など様々なことも考えさせられた時間でした。
パートさんのプロ意識
パートさんの仕事からは、ひたむきに取り組む姿のお手本を見ました。
8時からスタートして10時の休憩まで、水分補給の時間以外は常に動きっぱなし。
自主的に、ですよ。
もうちょっとくらい休めばいいのに。。。とナマケモノの私は思うのですが、
10分くらいで、パートさん自ら、すぐに現場に戻り、収穫を再開します。
あまりのスピード感に、その理由を伺うことができなかったのですが、
涼しい時間に収穫したアスパラガスと暑い時間に収穫したものでは、
鮮度のもちに大きな違いがあるそうで、
なるべく善い状態で届けるためのプロ魂ゆえのようです。
農業でも成功する能力とは
そんなパートさん以上に働いていたのが内山さんファミリーでした。
「暇を見つけたら違う仕事を探す、働きものの血を受け継いでいると思う。」
「自然の中で仕事を見つけらる人しか農家できないと思う。」
内山さんの言葉には心底納得。
また、パートさんを率いるリーダーシップと気遣いも目をみはるものがありました。
信頼して任せながらも、目を離さず、「ありがとう」をしっかりと伝える。
そんな姿が印象的でした。
取引したい!と思った方へ
飲食店や小売店の方で、ぜひ取引したい!と思われる方も多いかと思いますが、
1年お待ちいただく可能性が高いかもしれません。
というのも、内山さんは、どんな有名店からのオファーであれ、
逢った人としか商売しないようにしているのだそうです。
お互いを知った上で「言いたいことが言える関係がいい」とのことで
内山さんはオフシーズンに各地に出向いて、関係を築いています。
もう、お客を選ぶステージに入っているということですね。
ハイシーズンは、朝いちばんで収穫したアスパラガス畑が
午後にはまた収穫できるくらい生長しているほど、
生命力あふれるアスパラガスとの待ったなしの関係が続きます。
心を失いかねないくらい忙しいのに、
現場で収穫や出荷を担ってくださるパートナー・パートさん、
食べる人に届けてくれる売り場や飲食店、
川上から川下まで全てに係ってくれる人たちと
手触りある関係を大切にしているのが「うちやま農園」の価値だと感じました。
そして、何も手伝わず、ただ見続け、食べていただけの私に「また来年も来てね」。
そう言ってくれた内山ファミリーに心から感謝いたします。ありがとうございました。
【生産者さんデータ】
うちやま農園
内山裕史さん・佳奈さん夫妻
HP http://www.uchiyamanouen.com/
*HPからお取り寄せができますよ♪(4月~8月頃)