2018/ 4/09(月)

1年で2週間だけの味わい!名人の魂を受け継ぐ「なみき農園」のセルリー

今年もこの季節がやってきました。

東京都清瀬市なみき農園のセルリーの旬です。

2016セルリー

(2016年4月14日撮影)

★「なみき農園」については こちらの記事を参照ください

名人の種を受け継ぐ「なみき農園」のセルリー尽くしディナー前編 後編

 

地元の方は桜の咲く頃になると「なみき農園のセルリーの季節だなぁ」と感じるのだそう。

産地が消費地の中にある都市農業ならではの幸せな感覚ですね。

 

「なみき農園」のセルリーは毎年4月1日頃に初出荷を迎え、

そこから約2週間だけの貴重な味わいです。(2017年は3月31日。2018年は4月1日。)

並木さん初出荷

2017年3月31日、初出荷時の並木さん。7ヶ月の成果が問われる2週間の始まりです。

この2週間のために、並木さんは約7ヶ月もかけてセルリーを種から栽培。

収穫後ほどなく始まる種とり、播種、鉢上げ、定植、

その後の栽培過程を経て、数えきれないほどの手間をかけた成果です。

 

「畑に足を運んでセルリーと会話しなさい。

セルリーはしゃべれないから変化を見逃さないこと。」

師匠・伊藤仁太郎氏が遺した言葉を胸に

並木さんは、セルリーの微妙な変化を感じ取りながら真摯に接しつづけています。

 

桜の開花が早かったように、今年は例年にない特殊な気候。

15年近いキャリアをもってしても厳しいシーズンだったようです。

でも、気象条件を言い訳にせず、技術でカバーしてしまうのがプロフェッショナル。

今シーズンも例年通りのタイミングで予定量を出荷されています。

 

「セルリーほど 育てる人の味が出る野菜はないのでは」。

並木さんが何気なくおっしゃった言葉には、作り手の誇り、

市場担当者をもってして「日本一のセルリーだと思う」と言わしめる理由が

凝縮されているようでした。

 

早くも折り返し。

11日から13日の最終出荷日までは、「スーパーサカガミ」清瀬店&駒込店&豊洲店、

朝10時ころから農園ハウス前で販売予定だそううです。

市場出荷もされているので、どこかで出会えたら本当にラッキー!

 

幸せ者の私は最終出荷日の後、並木さんを労う「なみき農園セルリー尽くしディナー」で

今年も存分に楽しませていただく予定。

またお福わけいたしますね♪