今年もこの季節がやってきました。
東京都清瀬市なみき農園のセルリーの旬です。
★「なみき農園」については こちらの記事を参照ください
名人の種を受け継ぐ「なみき農園」のセルリー尽くしディナー前編 後編
地元の方は桜の咲く頃になると「なみき農園のセルリーの季節だなぁ」と感じるのだそう。
産地が消費地の中にある都市農業ならではの幸せな感覚ですね。
「なみき農園」のセルリーは毎年4月1日頃に初出荷を迎え、
そこから約2週間だけの貴重な味わいです。(2017年は3月31日。2018年は4月1日。)
この2週間のために、並木さんは約7ヶ月もかけてセルリーを種から栽培。
収穫後ほどなく始まる種とり、播種、鉢上げ、定植、
その後の栽培過程を経て、数えきれないほどの手間をかけた成果です。
「畑に足を運んでセルリーと会話しなさい。
セルリーはしゃべれないから変化を見逃さないこと。」
師匠・伊藤仁太郎氏が遺した言葉を胸に
並木さんは、セルリーの微妙な変化を感じ取りながら真摯に接しつづけています。
桜の開花が早かったように、今年は例年にない特殊な気候。
15年近いキャリアをもってしても厳しいシーズンだったようです。
でも、気象条件を言い訳にせず、技術でカバーしてしまうのがプロフェッショナル。
今シーズンも例年通りのタイミングで予定量を出荷されています。
「セルリーほど 育てる人の味が出る野菜はないのでは」。
並木さんが何気なくおっしゃった言葉には、作り手の誇り、
市場担当者をもってして「日本一のセルリーだと思う」と言わしめる理由が
凝縮されているようでした。
早くも折り返し。
11日から13日の最終出荷日までは、「スーパーサカガミ」清瀬店&駒込店&豊洲店、
朝10時ころから農園ハウス前で販売予定だそううです。
市場出荷もされているので、どこかで出会えたら本当にラッキー!
幸せ者の私は最終出荷日の後、並木さんを労う「なみき農園セルリー尽くしディナー」で
今年も存分に楽しませていただく予定。
またお福わけいたしますね♪